前回の生クリームのお話からちょっと時間が経ってしまったのですが、
今日は40%以上の高脂肪の生クリームのお話をしたいと思います。
40%以上の生クリームの扱いが難しいのは、脂肪球の数が多いためです。
何しろ全体量の半分近くの脂肪分ですから。
では、脂肪球の数が多いと、どう影響するのでしょうか?
生クリームは、冷すことでその時の状態を保つことができます。
逆に、温まると脂肪球が大きくなり分離が進んでしまいます。
つまり、冷やしてさえいれば、それ以上固まったり分離したりしないけど、
脂肪球が多い40%以上のものは、温まったときに分離が早いのです。
だから常に冷やしておきましょう!
冷蔵庫から出しっぱなしにしたり、氷水に当てないで放置することは危険です。
また、生クリームは外力が加わると固まります。(冷やしても固まりませんよ!)
なので、ホイッパーでの泡立て加減で「○分立て」と硬さを調整できるのです。
これも、脂肪球の数が多い高脂肪のものはあっと言う間に固まります。
ホイップしている時に、状態が変わってきたなーと思ったら
すぐに立ってしまうので気を付けてくださいね。
さて、そんな扱いにくい高脂肪の生クリームを使った時の注意を簡単に。
ナッペや絞りの時には、
1.氷水にあてて泡立てたり
2.暖房器具の直撃から避けてナッペするとか
3.そうそう、絞る時絞り袋を手のひらで温めすぎないよう
4.躊躇は禁物 ささっと短時間で絞り上げれば、
良いのです。
後は練習あるのみ。
さ、クリスマスに向けて、頑張って!
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